大学堂は「押し売り」営業をメイン戦略にしようと考えています。
今やトレンドの「売らない営業」には逆行しますが、勝算はあると考えています。
例えばですが、「JUS D.I.」の顧客をターゲットにするのはどうでしょう?
元々DI業務に対して「意識高い」系の施設ばかり。
「クラウド型」という新モデルに無関心でない筈はありません。
万一高額な費用負担に苦しんでいたとしたら「乗り換え」が期待できます。
また、経済的理由から「JUS D.I.」を断念した見学施設を「紹介」してくれるかもしれません。
※もちろん紹介料は弾みますよ!(例.成約したら図書カード10万円分をキャッシュバック)
「ビジネスは集客に始まり集客に終わる」
このような箴言もあるように、どんなに優れた製品も集客なしに売れる道理がありません。
大学堂ではこれまで「30日間お試し」をフロントエンド(集客)商品と考えていました。
LPを作り、PPC広告を貼れば、ある程度の集客は可能かもしれません。
しかし、「手続きが煩雑なのに30日間しか試行できない」という点はいかにも弱過ぎます。
成約に繋がらないケースも多いでしょうし、こちらの負担が増えるだけかもしれません。
そんなことを考え抜いた結果、決意した事。
それは「購入プラン」の一部無料化です。
大学堂がチョイスした施設限定ですが、「購入プラン」を無償提供するのです。
もちろんkintone利用料は自己負担となりますが、それ以外の費用は一切不要。
我ながらナイスな戦略だと思ってます(「完全無料」ではない点がミソですね)。
このような箴言もあるように、どんなに優れた製品も集客なしに売れる道理がありません。
大学堂ではこれまで「30日間お試し」をフロントエンド(集客)商品と考えていました。
LPを作り、PPC広告を貼れば、ある程度の集客は可能かもしれません。
しかし、「手続きが煩雑なのに30日間しか試行できない」という点はいかにも弱過ぎます。
成約に繋がらないケースも多いでしょうし、こちらの負担が増えるだけかもしれません。
そんなことを考え抜いた結果、決意した事。
それは「購入プラン」の一部無料化です。
大学堂がチョイスした施設限定ですが、「購入プラン」を無償提供するのです。
もちろんkintone利用料は自己負担となりますが、それ以外の費用は一切不要。
我ながらナイスな戦略だと思ってます(「完全無料」ではない点がミソですね)。
忘れていませんか?
「ハイパー医薬品集」のプットフォームはサイボウズ社のkintone。
クラウド型のデータベースサービスです。
よって、この程度の質問ならば即答可能です。
「当院採用の抗がん剤は何品目?」
「そのうち分子標的薬は?」
「内服・注射の内訳は?」
「ハイパー医薬品集」は中枢業務にも威力を発揮するのです。
ひと昔前にはDI室に依頼の多かった「一覧表」の作成。
しかし、手間暇かけて作ってもすぐに陳腐化してしまい、度々更新が必要となっていました。
常に鮮度が保たれている「ハイパー医薬品集」ならば4~5分で作成可能です。
※ちょっとアナログですが、緊急時には医薬品情報サイト(SAFE-DI等)の一覧表を出力し、採用品にマーカーを引いて提供しています。
「ハイパー医薬品集」はスタッフ全員が共有できるデータベースです。
どのようなシーンにおいても自由自在に活用できる情報源なのです。
「ハイパー医薬品集」のプットフォームはサイボウズ社のkintone。
クラウド型のデータベースサービスです。
よって、この程度の質問ならば即答可能です。
「当院採用の抗がん剤は何品目?」
「そのうち分子標的薬は?」
「内服・注射の内訳は?」
「ハイパー医薬品集」は中枢業務にも威力を発揮するのです。
ひと昔前にはDI室に依頼の多かった「一覧表」の作成。
しかし、手間暇かけて作ってもすぐに陳腐化してしまい、度々更新が必要となっていました。
常に鮮度が保たれている「ハイパー医薬品集」ならば4~5分で作成可能です。
※ちょっとアナログですが、緊急時には医薬品情報サイト(SAFE-DI等)の一覧表を出力し、採用品にマーカーを引いて提供しています。
「ハイパー医薬品集」はスタッフ全員が共有できるデータベースです。
どのようなシーンにおいても自由自在に活用できる情報源なのです。
皆さんは吸入指導の依頼が来たらどうされていますか?
「指導用パンフレットを元にガイダンス&デモ」
でもこんな時、吸入方法の動画があれば便利ですよね。
ただ、製薬メーカーからDVDをもらっても、いつの間にやら紛失・・・。
そもそも持ち運べるDVDプレーヤーがなければ使い物になりません。
動画を用いた指導は有益な反面、使い勝手の悪さという難点を抱えているのです。
でも、「ハイパー医薬品集」ならば大丈夫。
「クラウド型」の強みをいかんなく発揮します。
「レルベア200エリプタの吸入手順を知りたい」
「ハイパー医薬品集」には説明動画のリンクが貼られています。
リンクをクリックすれば動画が始まりますので、タブレット等で患者に視聴してもらいます。
動画URLが公開されていない場合は、製品情報サイトも探してみましょう。
ほら、エリプタの吸入方法の頁に動画が見つかりました。
更にはオンライン吸入操作説明会というサービスが提供されていることもわかりました。
「ハイパー医薬品集」は、動画を用いた近代的な(!?)服薬指導を実現します。
「指導用パンフレットを元にガイダンス&デモ」
でもこんな時、吸入方法の動画があれば便利ですよね。
ただ、製薬メーカーからDVDをもらっても、いつの間にやら紛失・・・。
そもそも持ち運べるDVDプレーヤーがなければ使い物になりません。
動画を用いた指導は有益な反面、使い勝手の悪さという難点を抱えているのです。
でも、「ハイパー医薬品集」ならば大丈夫。
「クラウド型」の強みをいかんなく発揮します。
「レルベア200エリプタの吸入手順を知りたい」
「ハイパー医薬品集」には説明動画のリンクが貼られています。
リンクをクリックすれば動画が始まりますので、タブレット等で患者に視聴してもらいます。
動画URLが公開されていない場合は、製品情報サイトも探してみましょう。
ほら、エリプタの吸入方法の頁に動画が見つかりました。
更にはオンライン吸入操作説明会というサービスが提供されていることもわかりました。
「ハイパー医薬品集」は、動画を用いた近代的な(!?)服薬指導を実現します。
ある日、整形外科の医師から突然こんな質問。
「ヘルニコアについて詳しく教えて」
そう、腰椎椎間板ヘルニア治療剤・ヘルニコア椎間板注用1.25単位のことです。
これまでにないタイプの注射剤で、医師&施設要件を満たさないと使用できません。
購入方法にも調製&投与方法にも独特の「お作法」があります。
そんな面倒な(!?)薬、腰が引けてしまいますよね。
ここはやはりMRに依頼するしかないのでしょうか?
いやいや、それは「丸投げ」行為。
最終的にMRを呼ぶことになったとしても、まずは自力で情報収集しましょう。
まずは製品の概要を掴みましょう。
「ハイパー医薬品集」にはSAFE-DI(要ID・PW)の新製品情報のリンクを貼っています。
https://www.safe-di.jp/data/gdata/data_library/2018-01_13.pdf
(注)このリンクは最初にSAFE-DIにログインしないと開けません。
これだけで新薬の特徴や既存の同効薬など、必要最小限の情報が得られます。
詳細については製薬メーカーの製品情報サイトを活用しましょう。
「ハイパー医薬品集」には直リンクが貼ってあります。
これを見れば、添付文書やインタビューフォームはもちろん、適正使用ガイド、患者向け資材、調製・投与手順、使用要件に至るまで、一通りの情報は得られます。
私は多くのスタッフ(特にDI未経験者)には「製品情報サイトから情報を入手する」という発想自体がないことに驚かされることがあります。
「製品情報サイトにたどり着けなかった」、彼らはそう弁解します。
まずメーカーを調べ、そのホームページにたどり着き、医療従事者向けページに飛び、50音順の製品情報一覧から目的の製品を見つけ出し・・・。
もしかしたら、時間に追われる彼らはそんな煩雑さに耐えられないのかもしれません。
でも・・・何とかしなくてはいけませんよね。
「ハイパー医薬品集」は製品サイトへの近道を示すことで、自力での情報入手を促します。
「ヘルニコアについて詳しく教えて」
そう、腰椎椎間板ヘルニア治療剤・ヘルニコア椎間板注用1.25単位のことです。
これまでにないタイプの注射剤で、医師&施設要件を満たさないと使用できません。
購入方法にも調製&投与方法にも独特の「お作法」があります。
そんな面倒な(!?)薬、腰が引けてしまいますよね。
ここはやはりMRに依頼するしかないのでしょうか?
いやいや、それは「丸投げ」行為。
最終的にMRを呼ぶことになったとしても、まずは自力で情報収集しましょう。
まずは製品の概要を掴みましょう。
「ハイパー医薬品集」にはSAFE-DI(要ID・PW)の新製品情報のリンクを貼っています。
https://www.safe-di.jp/data/gdata/data_library/2018-01_13.pdf
(注)このリンクは最初にSAFE-DIにログインしないと開けません。
これだけで新薬の特徴や既存の同効薬など、必要最小限の情報が得られます。
詳細については製薬メーカーの製品情報サイトを活用しましょう。
「ハイパー医薬品集」には直リンクが貼ってあります。
これを見れば、添付文書やインタビューフォームはもちろん、適正使用ガイド、患者向け資材、調製・投与手順、使用要件に至るまで、一通りの情報は得られます。
私は多くのスタッフ(特にDI未経験者)には「製品情報サイトから情報を入手する」という発想自体がないことに驚かされることがあります。
「製品情報サイトにたどり着けなかった」、彼らはそう弁解します。
まずメーカーを調べ、そのホームページにたどり着き、医療従事者向けページに飛び、50音順の製品情報一覧から目的の製品を見つけ出し・・・。
もしかしたら、時間に追われる彼らはそんな煩雑さに耐えられないのかもしれません。
でも・・・何とかしなくてはいけませんよね。
「ハイパー医薬品集」は製品サイトへの近道を示すことで、自力での情報入手を促します。
こんな質問が来たら皆さんはどうやって調べていますか?
「ミルセラ以外にエリスロポエチン製剤は何があるか?」
恐らくこのやり方が主流だと思います。
今のDI室にあらゆる同効薬一覧表を作成・メンテナンスする余裕はない筈ですから。
しかし、これだと薬効分類番号で絞り込むため、目的外の薬品まで検索されてしまいます。
例えばミルセラの薬効分類番号は「3999(他に分類されない代謝性医薬品)」ですが、エリスロポエチンとは無関係のステラーラまでヒットしまいます。
「何とかもっと精度の高い検索はできないものでしょうか?」
長年DI業務に携わってきた私がたどり着いた答え、それは下記の方法です。
「一覧表が必ず貼付されている」という前提条件はありますが、この方法ならば目的外の薬品がヒットすることはありません。
更に2018/8/12付記事「5.薬効情報」で紹介したように、「関連レコード一覧」をプラスすれば検索せずとも同効薬を自動的にリストアップしてくれるのです。
今回の場合はこんな感じです。
※この「関連レコード一覧」の機能は確かに便利なのですが、活用法はよくよく考えるべきです。例えば「抗がん剤一覧 -注射薬-(2018年4月20日版)」のような広範囲の一覧表を貼り付けてしまうと、先述のように目的外の薬品までもがヒットしてしまうからです。
「ハイパー医薬品集」は、これまで困難だった「精度の高い同効薬検索」を実現しました。
「ミルセラ以外にエリスロポエチン製剤は何があるか?」
1.電子カルテに付属した医薬品情報システムでミルセラを検索する。
↓
2.そこから更に同効薬検索を行う。
恐らくこのやり方が主流だと思います。
今のDI室にあらゆる同効薬一覧表を作成・メンテナンスする余裕はない筈ですから。
しかし、これだと薬効分類番号で絞り込むため、目的外の薬品まで検索されてしまいます。
例えばミルセラの薬効分類番号は「3999(他に分類されない代謝性医薬品)」ですが、エリスロポエチンとは無関係のステラーラまでヒットしまいます。
「何とかもっと精度の高い検索はできないものでしょうか?」
長年DI業務に携わってきた私がたどり着いた答え、それは下記の方法です。
1.同効薬一覧表を「ハイパー医薬品集」の各薬品頁に貼付する。
※一覧表はSAFE-DIやe-mediceo.comで公開されているものをリンクします。
↓
2.貼付した「一覧表名」でアプリ内検索する。
「一覧表が必ず貼付されている」という前提条件はありますが、この方法ならば目的外の薬品がヒットすることはありません。
更に2018/8/12付記事「5.薬効情報」で紹介したように、「関連レコード一覧」をプラスすれば検索せずとも同効薬を自動的にリストアップしてくれるのです。
今回の場合はこんな感じです。
※この「関連レコード一覧」の機能は確かに便利なのですが、活用法はよくよく考えるべきです。例えば「抗がん剤一覧 -注射薬-(2018年4月20日版)」のような広範囲の一覧表を貼り付けてしまうと、先述のように目的外の薬品までもがヒットしてしまうからです。
「ハイパー医薬品集」は、これまで困難だった「精度の高い同効薬検索」を実現しました。
はい、もちろん!(笑)。
6年ぶりに改訂されたこの定番図書。
Amazonで早々(3/5)に予約注文していたというのに、発売日が延期に次ぐ延期(涙)。
越年も覚悟していましたが何とか間に合ったようですね(11/27発売)。
さて、その中身は・・・ん?
監修者も変わってるし、何度も発売延期した分、期待したのですが・・・代り映えせず。
何せ参考文献は添付文書とインタビューフォームのみ、まれに配合変化表。
監査のポイントやpH変動試験データは重宝するけれど、物足りなさは否めません。
これならわざわざスキャンデータを用いなくても、「ハイパー医薬品集」で再現可能です。
やはり「注射剤の配合変化<第二版>」(富士コンテム)を超える本は出ないのかなぁ?
・・・とまあ、かなり厳しいコメントをしてしまいましたが、ここからが本題。
ね、誰でも簡単に参照できる資料を見やすく再編集しただけのこの本がベストセラーですよ。
もしこの本が存在しなかったら、全国の病院薬剤師は相当な不便を強いられている筈です。
私が疑問を呈したいのは、まさにその点です。
「不便なんだったら、なぜ自分で作らないのか?」
「なぜ(改訂されるまで)何年も待つのか?」
これこそ私が長年追求してきたコンセプト(Hospital Formularyをつくろう )です。
ただ、そう言っておいて何ですが、薬剤師にそんな余裕がないことも百も承知です。
だからこそ我々は定番図書の改訂を待ちわびる訳ですが、更なる問題がありますよね?
粉砕の本、簡易懸濁法の本、投与量(腎機能低下患者・小児)の本・・・。
これらの定番図書が改訂・発売されたとして、一体いつあなたの手元に届きますか?
「ハイパー医薬品集」は、定番図書が改訂されたら1か月以内に更新しています。
※念のために断っておきますが、一応「努力目標」ですよ(苦笑)。
現在開業に向け鋭意準備中の「医薬品集制作の大学堂」。
この本の次回改訂時には間違いなく開業してますので、ご安心を(←「そんなに先なん?」)
6年ぶりに改訂されたこの定番図書。
Amazonで早々(3/5)に予約注文していたというのに、発売日が延期に次ぐ延期(涙)。
越年も覚悟していましたが何とか間に合ったようですね(11/27発売)。
さて、その中身は・・・ん?
監修者も変わってるし、何度も発売延期した分、期待したのですが・・・代り映えせず。
何せ参考文献は添付文書とインタビューフォームのみ、まれに配合変化表。
監査のポイントやpH変動試験データは重宝するけれど、物足りなさは否めません。
これならわざわざスキャンデータを用いなくても、「ハイパー医薬品集」で再現可能です。
やはり「注射剤の配合変化<第二版>」(富士コンテム)を超える本は出ないのかなぁ?
・・・とまあ、かなり厳しいコメントをしてしまいましたが、ここからが本題。
ね、誰でも簡単に参照できる資料を見やすく再編集しただけのこの本がベストセラーですよ。
もしこの本が存在しなかったら、全国の病院薬剤師は相当な不便を強いられている筈です。
私が疑問を呈したいのは、まさにその点です。
「不便なんだったら、なぜ自分で作らないのか?」
「なぜ(改訂されるまで)何年も待つのか?」
これこそ私が長年追求してきたコンセプト(Hospital Formularyをつくろう )です。
ただ、そう言っておいて何ですが、薬剤師にそんな余裕がないことも百も承知です。
だからこそ我々は定番図書の改訂を待ちわびる訳ですが、更なる問題がありますよね?
粉砕の本、簡易懸濁法の本、投与量(腎機能低下患者・小児)の本・・・。
これらの定番図書が改訂・発売されたとして、一体いつあなたの手元に届きますか?
「ハイパー医薬品集」は、定番図書が改訂されたら1か月以内に更新しています。
※念のために断っておきますが、一応「努力目標」ですよ(苦笑)。
現在開業に向け鋭意準備中の「医薬品集制作の大学堂」。
この本の次回改訂時には間違いなく開業してますので、ご安心を(←「そんなに先なん?」)
この設問に答えられますか?
「メチコバール錠500μg(エーザイ)は先発品か?」
正解は「No」。実は後発品なのです(意外でしたか?)。
先発品は存在せず、本剤は数ある後発品の中の一つに過ぎません。
では、これはどうでしょう?
「ラシックス注20mg(日医工)は先発品か?」
これまた正解は「No」。昔は先発品でしたが、今は先発品でも後発品でもありません。
※私はこのような区分の品目を「でもない品」と呼んでいます。
しかし不思議なことに、日医工は「フロセミド注射液20mg「日医工」」という後発品も発売しているのです。
とどめ(!?)はこれ。
「ホスホマイシンNa静注用2g「NP」(ニプロ)は後発品か?」
実はこれも「No」なのです(「でもない品」です)。
でも、1年前までは「後発品」だったのですよ(いわゆる「梯子外し」ですね)。
一方、「ホスミシンS静注用2g」(MeijiSeikaファルマ)はれっきとした先発品なのですから、もはや訳わかりませんよね?
この「先発品/後発品/でもない品の配剤」は複雑怪奇としか言いようがありません。
私自身、メインブログのカテゴリー「賢明な後発品導入術」で究明を試みてきましたが、必ずしも仮説通りにコトは運んでいません。
・・・いや、もしかしたら、「それ」こそが国の狙いだったのかもしれません。
つまり、難解なルールで全国の病院(特に経営陣)を煙に巻くことが。
そして往々にしてたどり着く結論がコレ。
「とにかく全部後発品に変えとけば問題ないだろう(国の方針なのだし)」
でも、これって完全に「思考停止」ですよね?
そんなことだと、薬価差が1円にも満たない「暫定」後発品を掴まされた挙句、近い将来、「梯子外し」の憂き目に遭うかもしれませんよ。
※断っておきますが、国が推進しているのは「後発品」(薬価が安い薬)の導入であって、「でもない品」の導入ではありません。闇雲に後発品を導入すれば、知らぬ間に「でもない品」を掴まされているかもしれません。文句を言ってもダメです。国はこう言います。「(梯子外しは)予想できた筈でしょ?」って。(あ、屁理屈が過ぎますかね?)。
「ハイパー医薬品」には「先発/後発」の区分だけでなく、「でもない品」やその「先発/後発品」の有無も明記しています。
※後発品の頁には、情報量を補うため先発品の製品サイトのリンクも貼付しています。
「ハイパー医薬品集」は、そんな複雑怪奇な「配剤」を読み解くカギとなる筈です。
「メチコバール錠500μg(エーザイ)は先発品か?」
正解は「No」。実は後発品なのです(意外でしたか?)。
先発品は存在せず、本剤は数ある後発品の中の一つに過ぎません。
では、これはどうでしょう?
「ラシックス注20mg(日医工)は先発品か?」
これまた正解は「No」。昔は先発品でしたが、今は先発品でも後発品でもありません。
※私はこのような区分の品目を「でもない品」と呼んでいます。
しかし不思議なことに、日医工は「フロセミド注射液20mg「日医工」」という後発品も発売しているのです。
とどめ(!?)はこれ。
「ホスホマイシンNa静注用2g「NP」(ニプロ)は後発品か?」
実はこれも「No」なのです(「でもない品」です)。
でも、1年前までは「後発品」だったのですよ(いわゆる「梯子外し」ですね)。
一方、「ホスミシンS静注用2g」(MeijiSeikaファルマ)はれっきとした先発品なのですから、もはや訳わかりませんよね?
この「先発品/後発品/でもない品の配剤」は複雑怪奇としか言いようがありません。
私自身、メインブログのカテゴリー「賢明な後発品導入術」で究明を試みてきましたが、必ずしも仮説通りにコトは運んでいません。
・・・いや、もしかしたら、「それ」こそが国の狙いだったのかもしれません。
つまり、難解なルールで全国の病院(特に経営陣)を煙に巻くことが。
そして往々にしてたどり着く結論がコレ。
「とにかく全部後発品に変えとけば問題ないだろう(国の方針なのだし)」
でも、これって完全に「思考停止」ですよね?
そんなことだと、薬価差が1円にも満たない「暫定」後発品を掴まされた挙句、近い将来、「梯子外し」の憂き目に遭うかもしれませんよ。
※断っておきますが、国が推進しているのは「後発品」(薬価が安い薬)の導入であって、「でもない品」の導入ではありません。闇雲に後発品を導入すれば、知らぬ間に「でもない品」を掴まされているかもしれません。文句を言ってもダメです。国はこう言います。「(梯子外しは)予想できた筈でしょ?」って。(あ、屁理屈が過ぎますかね?)。
「ハイパー医薬品」には「先発/後発」の区分だけでなく、「でもない品」やその「先発/後発品」の有無も明記しています。
※後発品の頁には、情報量を補うため先発品の製品サイトのリンクも貼付しています。
「ハイパー医薬品集」は、そんな複雑怪奇な「配剤」を読み解くカギとなる筈です。
「ハイパー医薬品集」は薬品毎にPMDAリンク(2018/8/4付記事「2.基本情報」を参照)を貼付しており、それを通じて添付文書やインタビューフォーム等を参照することができます。
それも最新の!
・・・という点が「クラウド型」のメリットではあるのですが、そもそも薬剤師ならば添付文書を読みこなして当たり前。
長年DI業務に携わってきた者としては、添付文書の域を一歩たりとも踏み出せていない、機能評価をパスすることだけが主眼の、「作ったら終わり」の医薬品集にはホトホトうんざりしているのです。
・・・言い過ぎたでしょうか?
医薬品集の存在意義は「作る」ことではなく、「使う」ことにある
私の考え方、そんなに間違っているでしょうか?
あの「ポケット医薬品集」(南山堂)が30年間の長きに渡り薬剤師から支持されている理由。
皆さんはご承知でしょうか?
それは独自の編集スタイルで「唯一無二」の医薬品情報を発信し続けているから、です。
「ハイパー医薬品集」は、書籍では実現できない情報の「鮮度」を保ちつつ、添付文書でカバーできない実践的な「知恵」をも加えることで、更なる高みを目指します。
この設問はいかがでしょうか?
「救急薬としてのノルアドリナリンの特徴は?」
添付文書を熟読しても、本剤の特徴や他のカテコラミン類との違いは見えてきません。
では、「ハイパー医薬品集」では何と書いてあるでしょうか?
救急薬に限らず、抗菌薬然り、抗がん剤然り、オピオイド然り。
添付文書のみでは太刀打ちできない時代は「とっくの昔」に訪れています。
医療ニーズは多様化・専門化の度合いを年々加速しています。
添付文書は医薬品情報の「基本」だが、「全て」ではない。
古い考え方は今すぐ捨て去るべきなのです。
それも最新の!
・・・という点が「クラウド型」のメリットではあるのですが、そもそも薬剤師ならば添付文書を読みこなして当たり前。
長年DI業務に携わってきた者としては、添付文書の域を一歩たりとも踏み出せていない、機能評価をパスすることだけが主眼の、「作ったら終わり」の医薬品集にはホトホトうんざりしているのです。
・・・言い過ぎたでしょうか?
医薬品集の存在意義は「作る」ことではなく、「使う」ことにある
私の考え方、そんなに間違っているでしょうか?
あの「ポケット医薬品集」(南山堂)が30年間の長きに渡り薬剤師から支持されている理由。
皆さんはご承知でしょうか?
それは独自の編集スタイルで「唯一無二」の医薬品情報を発信し続けているから、です。
「ハイパー医薬品集」は、書籍では実現できない情報の「鮮度」を保ちつつ、添付文書でカバーできない実践的な「知恵」をも加えることで、更なる高みを目指します。
この設問はいかがでしょうか?
「救急薬としてのノルアドリナリンの特徴は?」
添付文書を熟読しても、本剤の特徴や他のカテコラミン類との違いは見えてきません。
では、「ハイパー医薬品集」では何と書いてあるでしょうか?
救急薬に限らず、抗菌薬然り、抗がん剤然り、オピオイド然り。
添付文書のみでは太刀打ちできない時代は「とっくの昔」に訪れています。
医療ニーズは多様化・専門化の度合いを年々加速しています。
添付文書は医薬品情報の「基本」だが、「全て」ではない。
古い考え方は今すぐ捨て去るべきなのです。
「オダインの在庫が少なくなりました。購入した方がいいですか?」
若手からよく投げ掛けられるこんな質問。
調剤主任が不在の時に限ってあるんですよね、意思決定が必要な場面が。
今後も必要な薬なら買わないといけないし、必要ないのに買ったらお目玉を喰らうし・・・。
そんな時は「ハイパー医薬品集」で採用区分と採用・削除に関する経緯を確認しましょう。
なるほど、元々は採用品だが第43回薬事委員会で院外処方専用薬に変更されているな。
とすれば、この薬は在庫限りで、これ以上の購入は不要ということになる。
そうだ、マスタ担当にも採用区分の切り替えを依頼しておかねばな。
あと、卸情報も登録しておけば、休日・夜間に緊急購入する際に慌てなくて済みます。
・・・とまあ、こんな感じで「ハイパー医薬品集」は在庫管理にも威力を発揮するのです。
若手からよく投げ掛けられるこんな質問。
調剤主任が不在の時に限ってあるんですよね、意思決定が必要な場面が。
今後も必要な薬なら買わないといけないし、必要ないのに買ったらお目玉を喰らうし・・・。
そんな時は「ハイパー医薬品集」で採用区分と採用・削除に関する経緯を確認しましょう。
なるほど、元々は採用品だが第43回薬事委員会で院外処方専用薬に変更されているな。
とすれば、この薬は在庫限りで、これ以上の購入は不要ということになる。
そうだ、マスタ担当にも採用区分の切り替えを依頼しておかねばな。
あと、卸情報も登録しておけば、休日・夜間に緊急購入する際に慌てなくて済みます。
・・・とまあ、こんな感じで「ハイパー医薬品集」は在庫管理にも威力を発揮するのです。
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