人数分のアカウントは必要?

kintoneの利用料は、ライトコースだと年額 9,170円/1ユーザー、スタンダードコースだと年額 17,640円/1ユーザーもかかります。

一人一人にアカウントを与えていたら、薬剤師数の多い施設ではかなりの出費です。

ただ、そこはご安心ください。

同じアカウントで同時にkintoneを利用することは可能なのです。

※排他処理、つまり「現在このアカウントは他の端末でログイン中のため、この端末では使用できません」といったことはないということ。ただし、レコードを編集中に他のユーザが同じレコードを編集することはできません。

従って、薬剤師の人数分のアカウントは必ずしも必要ではありませんが、それではどこの誰がレコードを更新したかが不明瞭となりますので、一定のルール作りは必要と考えます。

なお、kintoneが利用できるのは最低5ユーザーからです。

当院では、その5つのアカウントを「救急医療支援科」「調剤科」「製剤科」「薬剤管理指導科」「薬剤事務」(Administratorは「医薬品情報科」)に振り分けて運用していました。

kintoneアカウント
スタッフ向けに掲示していたポスター ※URL・PWは非表示にしています。


薬剤事務アカウントを使用する理由

当院ではコンテンツ入力作業の一部を事務の方に代行してもらっていました。

ただ、それでは信頼性に欠けますので、薬剤師が確認(上書き保存)する必要が生じます。

その際、事務専用のアカウントを作っておくと何かと便利です。

更新者名で検索すれば確認すべき箇所がすぐ見つかるからです。


エクストラアカウントで利用促進

部署別に区別しているとはいえ、コメント欄に書き込む都度、自分の氏名を記入するのは結構面倒です。

当院では当初、「クラウド型」の利用促進策としてアカウントをもう一つ追加して、月間書き込み数の一番多いスタッフに報償として付与していました。

このエクストラアカウントは一ヶ月間そのスタッフだけが使用できます。

氏名の記入が不要となるため、そのスタッフにとっての利便性が向上する訳です。